公的介護保険が施行される前まで、高級有料老人ホーム経営は楽しかったのです。介護士(HP:ヘルパー)の給与は青天井。限度額など存在せず人気のある従業員には沢山の給与&賞与を支給することができました。
働いている人気上位のHPさん達の持ち物といえば、通勤時に持ってくるブランド物のバッグが定番で当時はLVモノグラムが後輩HPさんらの憧れの的の様でした。「いつか私も先輩みたいになりたい!」ってね。
でもでも、公的介護保険施行後は収入上限が決められてしまいましたので、つまらない職場に変化していきました。
それでも頑張った人とそうではなかった人との差額は大きくて、優秀かつ縁の下の力持ち的役割を果たしてくれたHPさんらにはそれなりの褒賞を支給してきたつもりです。
先日17年ぶりに以前雇用していたHPから連絡があり、久しぶりに会いたいとのこと。折角なので彼女の家近くにあるキャンプ場ですき焼きを囲みながら昔話に花が咲きました。素敵な旦那と結婚して子供たちもすくすく育ち、とても幸せそうでした。
別れ際に彼女がボソッと言った一言が嬉しかった。「(取締役)部長の元で働いていた時が一番給与が高かったですよ・・・。」😙